「最近、やたらと夢を見る」「眠っているはずなのに、寝た気がしない」——こうした感覚に心当たりはありませんか。この記事では、眠りが浅くなると夢をよく見ると感じやすくなるといわれる理由と、日常でできるセルフチェックの視点を紹介します。
なぜ「眠りが浅い」と夢をよく見ると感じやすいのか
睡眠は主に「レム睡眠」と「ノンレム睡眠」を繰り返しながら進んでいくとされています。夢は主にレム睡眠中に見ているといわれており、眠りが浅くレム睡眠とノンレム睡眠の切り替わりが増えると、夢の内容を覚えている、あるいは夢を見ている感覚が強くなりやすいと考えられています。
更年期はホットフラッシュ(発汗・ほてり)や動悸などによって夜中に目が覚めやすくなるといわれており、こうした中途覚醒が睡眠を分断し、眠りの浅さや「夢をよく見る」という感覚につながっている場合があるとされています。
また、加齢にともない睡眠を促すホルモンであるメラトニンの分泌量が減少する傾向があることも、眠りの質に関わっていると考えられています。
セルフチェックの視点
以下のような状態が重なっている場合、眠りの浅さが日常生活に影響している可能性があります。
- 夢を見て疲れた感覚で目が覚めることが多い
- 夜中に何度も目が覚める
- 朝、すっきり起きられたと感じることが少ない
- 日中に強い眠気やだるさを感じる
厚生労働省の資料でも、更年期の女性の一定数が睡眠の悩みを抱えていることが報告されており、珍しいことではありません。一方で、次のような場合は別の要因が関わっている可能性もあるため注意が必要です。
- 家族やパートナーから「いびきが大きい」「呼吸が止まっている」と指摘されたことがある
- 日中の眠気が強く、生活や仕事に支障が出ている
こうした症状がある場合、更年期の不調とは別に、睡眠時無呼吸症候群など他の要因が関わっている可能性もあるとされています。
日常でできる工夫
- 就寝・起床の時間をできるだけ一定に保つ
- 寝る前のスマートフォン・カフェイン摂取を控える
- 寝室の温度・湿度を整え、夜間の発汗に備えた寝具を選ぶ
更年期の不眠については「更年期で眠りが浅い・夜中に目が覚めるのはなぜ?」、快眠グッズについては「更年期の眠りをサポートする快眠グッズ比較」もご覧ください。


セルフケアで改善しない場合は
日中の生活に支障が出るほど眠りの浅さが続く場合や、いびき・呼吸の停止を指摘されたことがある場合は、自己判断だけで様子を見続けず、婦人科や睡眠外来など専門の医療機関へ相談することを検討してください。
まとめ
- 眠りが浅くなると、レム睡眠の断片化により夢を見ていると感じやすくなるといわれている
- 更年期の中途覚醒(発汗・動悸など)が、この眠りの浅さに関わっている場合がある
- いびきや呼吸の停止を指摘されている場合は、睡眠時無呼吸症候群など別の要因も考えられるため、医療機関への相談を検討する

