更年期障害のセルフチェックはどう見る?考え方と受診の目安

「これって更年期のせい?」と感じたとき、病院に行く前に自分の状態を整理する方法のひとつが、更年期のセルフチェックです。この記事では、医療機関でも使われている更年期のチェックの考え方と、点数だけに頼りすぎない向き合い方を紹介します。

目次

更年期のセルフチェックとは

更年期の不調の程度を把握する方法として、婦人科などで広く使われている「簡略更年期指数(SMI)」と呼ばれる自己採点式のチェック方法があります。日本人女性向けに作られたもので、日本産科婦人科学会のページでも紹介されている、更年期のセルフチェックの代表的な方法のひとつです。

このチェックでは、以下のような症状のカテゴリについて、それぞれ「症状がない」から「強く出ている」までの程度を自分で評価し、合計点数を出す形式になっています。

  • ほてり・発汗に関する症状
  • 冷え・動悸に関する症状
  • 睡眠に関する症状(寝つきの悪さ・眠りの浅さ)
  • 気分に関する症状(イライラ・気分の落ち込み)
  • 頭痛・めまい・倦怠感に関する症状
  • 関節痛・腰痛などの身体症状

実際の質問項目・点数表は医療機関のサイトなどで公開されていますので、正確な自己採点をしたい場合はそちらを参照することをおすすめします。(記事末に参考リンクを掲載しています)

点数の目安について

合計点数によって、大まかに次のような目安が示されることが多いとされています。

  • 点数が低い場合:現在の生活を続けても大きな問題は少ないとされる目安
  • 中程度の点数:食事や運動など生活面に注意を払うことが勧められる目安
  • 高い点数:医師の診察を受けることが勧められる目安

※これはあくまで一般的な目安であり、この記事の点数区分によって診断ができるわけではありません。正確な判断は医療機関でのみ可能です。

セルフチェックを使うときに気をつけたいこと

点数がすべてではない

点数が低くても、気になる症状が続いている場合や生活に支障がある場合は、無理に「大丈夫」と判断せず、医療機関に相談することを検討してください。日本産科婦人科学会でも、セルフチェックだけでは更年期障害の診断はできず、血液検査など医師による診察と組み合わせて判断されるものとされています。

他の病気が隠れている場合もある

更年期の症状と似た症状が、甲状腺の病気など他の要因によって起こっている場合もあるといわれています。セルフチェックの結果に関わらず、症状が続く場合は医療機関での確認が安心です。

定期的に見直す

更年期の症状は時期によって変化することがあります。一度チェックして終わりにせず、気になったタイミングで見直してみるのもひとつの方法です。

気になる症状が続く場合は

セルフチェックで気になる結果が出た場合や、そうでなくても日常生活に支障が出るほどつらい症状がある場合は、婦人科や更年期外来への相談を検討してください。

更年期の基礎知識については「更年期はいつから?何歳から何歳まで続く?」で紹介しています。

各症状の詳しい解説についてはこちらもあわせてご覧ください。

まとめ

  • 更年期のセルフチェックには「簡略更年期指数(SMI)」という、婦人科でも使われている代表的な方法がある
  • ほてり・発汗、冷え・動悸、睡眠、気分、頭痛・倦怠感、関節痛など複数のカテゴリを自己採点する形式
  • 点数はあくまで目安であり、診断ではない。気になる症状が続く場合は医療機関への相談を検討する

参考情報

正確な質問項目・点数表を確認したい場合は、以下のような医療機関・専門機関のページを参考にしてください。

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